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phiusシカゴカンファレンスの最終日

室温で健康を支えるお家をつくるT-CUBE相談役の改正 総一郎です。

帰国後は時差ぼけで、今日まで虚に日を過ごす。。
phiusシカゴカンファレンスの最終日はphius認定現場訪問。昨日までの2日間の座学では、ドイツのパッシブハウスでは認定されていないデセントラル(日本では通称ダクトレス)タイプの熱交換換気システムを何件かのリフォーム個人住宅に採用されていたのを確認しました。特にダクト設置が困難な場合や機械室のスペースがない場合に重宝とのこと。採用には第三者機関の性能証明が必要。
最終日は2件の学校、個人住宅、公民館を視察。
どの国の事情も同じだか公的な建物は予算が限られている。それをphius改修する事でランニングコストの削減や省エネ、室内空気環境の改善といったメリットに基準を設け補助金が設定されている。この補助金内でphius改修を行う事はかなりの経験と創造力が必要。
今回小学校で採用していたダクトは布製で何箇所も空気穴が空いている。生徒がいて風量が大きい時はダクトが膨らみ、オフは風量が下がりダクトが細くなる。
断熱層もいろんな工夫が。
予算の少ないミッション系の学校には日射遮蔽に中空ポリカが使われていた。
個人住宅の工事費も物価を考えると安く仕上げられていた。なにしろこちらの物価は体感的には日本の2倍以上(因みに500mlペットボトルの水は400円ほど)
それでも見学した住宅は日本円にして2,800万円ほど。phius認定取得でこの値段だと日本と変わらないか、安いかもしれない。。。
フランク・ロイド・ライトだけでなく、こちらの個人住宅には日本的なデザインや飾りが多いのはなんか嬉しい😃
最後の公民館も低予算で既存リフォームと新築を繋ぎ合わせていた。低予算でも設備には力が入っている。
庭を走っていた親指ほどの野鼠がかわいい。
夕刻、解散場所のビルの谷間は何やら若者がたくさん集まり大麻の匂いが、、、あ、合法なんだ笑
今回はphiusの極寒地から蒸暑地域それぞれに合わせた熱損失の設定、限りなく経済面を極める取組、女性の登用、行政も巻き込んだ省エネ快適健康建築物の啓蒙など、phiusの取組に感激した4日間のカンファレンスでした。

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